応用バイオ科学科学科長 教授 局 俊明 巣立ってゆく「バイオファミリー」の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんは、応用バイオ科学部応用バイオ科学科に入学し、幾多のハードルを乗り越え、大学生活のゴール迎えました。卒業される皆さんを祝福すると共に、長年にわたって学生諸君を支えてこられた保護者の皆様に心よりお祝い申し上げます。 これまで、皆さんは、学力を身につけるとともに、社会で生き抜くための体力と人間力を培ってきました。学生諸君によっては米国ワシントン州シアトルの地でホームステイし、外国文化に触れながらサウス・シアトル・カレッジ(SSC)で、海外バイオ研修に打ち込みました。また、多くの学生諸君は、「バイオ技術者認定資格中級・上級」にチャレンジしてこれを取得し、更に「食品衛生管理者」、「食品衛生監視員」になるための資格を取得しました。実験科目では、「自ら問題を解決する能力」を養い、「プレゼンテーション技法」を身につけ、最後の関門である「卒業研究」へと発展させて最終試験に合格しました。皆さんは、厳しくかつ膨大なカリキュラムをこなしていくうちに、自覚している以上の実力をつけています。社会に出てからも自信をもって新しい課題に取り組んで下さい。高い成果を上げてくれるものと確信しています。 最後に、皆さんに私からの魔法の言葉をプレゼントします。それは“My pleasure”という言葉です。”Thank you very much.”に対して”You are welcome”と答えるよりも、“Can you do it for me ?”に対して”Yes, I can”と答えるよりも“My pleasure”と答える方がどれだけ前向きで、かつ素敵なことでしょう。言われた側もグッときます。仕事でも、私生活でも、この“My pleasure”の精神で前向きに、積極的に取り組み、また楽しむことができれば、きっと皆さんの人生はより薔薇色のものになること請け合いです。 皆さんと同じ時間を同じ場所/神奈川工科大学応用バイオ科学科で過ごせたことは私の喜び“My pleasure”でした。 卒業生諸君の幸せと活躍を祈っています。
2月13日、14日に4年生の集大成である「卒業研究発表会」(発表7分間、質疑2分間)を各分野にわかれて行いました。発表会に向けては、各学生が主体的に実験の取りまとめや発表練習を夜遅くまで行いました。発表が上手くできた学生も、課題が残った学生もこの頑張った経験が社会にでてから役立つと思います。
2年生後期の機器分析実験の一環で、実験に関するムービーを作成しました。作成したムービーは、1月16日にムービーコンテストで発表されました。ダイジェスト版を公開します(音声なし、8倍速)。
11月4日から6日の3日間,日本科学未来館で開催された“科学と社会をつなぐ祭典”「サイエンスアゴラ2016」に,本学科の学生11名(2年生4名,4年生7名)がブース形式で発表しました。アゴラには3年連続3回目の出展となります。今年は,発表日が本学の学園祭と重なってしまったため,2年生の参加者を集めることが難しかったのですが,その分これまでサイエンスアゴラでの発表経験がある4年生が中心となり,自主的に来場者への対応方法を工夫してくれたので,参加者もスムーズにブース内で遊ぶことができました。発表作品は,2年生の学生実験の時間を使って作成した「生物を楽しく学べる教材」や「生物をモチーフにしたゲーム」であるため,幼児や児童には難しい内容なのですが,学生側のわかってもらいたいという熱意と幼児・児童の旺盛な好奇心が良い意味でぶつかり合い,参加者だけでなく発表者も楽しめる企画となりました。相手にわかってもらうために工夫する術を実地で学べたことは,学生たちにとって大きな財産となることでしょう。
11月5日(土)と6日(日)の両日、幾徳祭(学園祭)が開催されました。今年は天候にも恵まれました。応用バイオ科学科では、有志の学生が、「利き酒」を開催しました。多くの方々にご来場いただきありがとうございました。また、御協力いただいた酒蔵の方々にもこの場を借りて深く御礼申し上げます。 B科一期生(平成22年3月卒業生)から、今年3月に卒業したB科七期生まで、多くのOB、OGが来てくれました。「結婚しました」、「子供が生まれました」など、『幸せの報告』ももらいました。みんなそれぞれ社会で頑張っており、頼もしく、また、誇りに思いました。
平成28年11/19(土)に、本学・応用バイオ科学科と鎌倉高校・科学研究会による合同発表会が本学で開催された。今年で9回目となり、鎌倉高校からは、「鎌倉高校のたたら製鉄-鎌倉の砂鉄で鉄をつくる」という発表タイトルで、指導教員1名(木浪信之教諭)および高校生5名の参加があった。この研究は、2012年からスタートし(木浪信之教諭指導)、5年間継続しているもので、これまでに多くの研究成果が得られているものである。 本学からは、「唾液を測って体調管理(自主テーマ実験)」、「それいけ!イオンちゃん~チャネルとポンプが友達さ♪~(バイオコンテスト)」、「POLARI METER(旋光計)(ショートムービーコンテスト)」、「制限酵素処理とブルーホワイトセレクション(ショートムービーコンテスト)」でいずれも最優秀賞を獲得した学生諸君の発表4件があった。 また、本学科iGEM(アイジェム:合成生物国際大会)研究会のメンバー3名から、「iGEMへの挑戦」という発表タイトルで、今年度のiGEM2016大会(アメリカのボストン(MIT)で開催)で銅メダルを獲得した研究内容の紹介があった。 全体で3時間程度のプログラムで、充実した発表内容と活発な質疑応答があり、有意義な合同発表会となった。
環境・エネルギー分野、健康・医療分野、食品・食糧分野に分かれて、卒業研究中間発表会が開催されました。半年間の卒業研究で得られた結果をまとめ、4分間発表し、3分間の厳しい質問にも堂々と答えました。寒くなりますが、2月に開催される卒業研究発表会に向け、頑張って下さい。
10/22(土)に4年生の卒業研究中間発表会が行われました。環境・エネルギー分野では、分野の全教員が内容・資料・発表について評価し、4月からの卒業研究への取り組みが優秀と認められた以下の4名の学生を表彰しました(順不同)。 発表会終了後の表彰式では分野長の局教授より賞状が授与されました。2月の最終発表では、より成長した姿と進展した研究の成果を期待しています! 石井貴大くん 「リパーゼ添加型含油排水処理の反応速度及び律速段階について」 坂本諭加さん 「Flammulina velutipes(エノキタケ)を用いたセシウム除去の検討」 瀧田浩介くん 「ファインバブルが汚染膜の性能回復に及ぼす効果」 陳 佳泉くん 「表面修飾と構造制御のためのポリマーブラシ作製と物性評価」
市村研4年生の橋本なつみさんが、日本大学工学部(福島・郡山)で行われた第3回 海水・生活・化学連携シンポジウム(日本海水学会若手会主催 10/13(木)-14(金))において、ポスター賞を受賞しました。 橋本なつみ,陳佳泉,市村重俊,石原一彦:耐ファウリング性新規分離膜の開発を目指したリン脂質ポリマーブラシの作製とキャラクタリゼーション また、市村研4年佐野未織さん、瀧田浩介君および高萩侑希さんも、同シンポジウムで以下通り、発表を行いました。 佐野未織,入島来夢,市村重俊,石原一彦:MPCポリマー処理膜の耐ファウリング性及びゼータ電位に対するろ過条件の影響 瀧田浩介,市村重俊,松本真和:ファインバブルが汚染膜の性能回復に及ぼす効果 高萩侑希,古澤茉由子,市村重俊:ナノ粒子と膜間の相互作用が粒子透過性に及ぼす影響
自主テーマ実験は本学科がPBL(Project Based Learning)教育の一環として行っている科目であり、学生達が自らテーマを発案•企画して研究を行います。今年度もポスターセッションによる研究成果の発表会が開催されました。最優秀賞には、スーパーサイエンス特別専攻の学生による研究が選ばれました。また、最優秀ポスター賞には梅原由佳さん、優秀ポスター賞には賀佐見千栄子さんと佐々木美穂さんが選ばれ、賞状が授与されました。
2年前期の学生実験では,「分かりやすく伝える力」と「チームで創りあげる力」の養成を目指し,8名1グループで,バイオ分野の内容が自然と身につくゲームや教材(模型,カードゲームなど)の開発に取り組んでいます。学生たちはまず,今年度のテーマ「細胞とその機能」に関する分野の中から,どのようなことを伝えたいかをグループ内で討議し,個々の役割を決め,約1ヶ月間製作に励みました。作品の発表は展示と口頭の2つの形式で行い,学生の相互評価と投票により優秀作品を決定しました。これらの作品は,サイエンスアゴラ2016(日本科学未来館で本年11月に開催)にて一般市民の皆さんにも紹介する予定です。
1年前期の「化学・生物学基礎ユニットプログラム」および「化学・生物学基礎実験」の発表会が、7月21日に行われました。各学生は、これまで実験してきたグラム染色や中和滴定、キレート滴定等から発表するテーマを1つ選び、パワーポイントでの5分間の口頭発表を行いました。引き続き、会場の学生および教員との3分間の質疑応答が行われました。 大学に入って初めての発表会であり、実際の卒業論文発表会や学会発表と同様の形式で行われたということもあって、皆、緊張した面持ちでした。それでも、連携授業である「情報リテラシー」において事前の資料作成や発表練習などを十分にしていたこともあり、発表態度や解りやすくまとめられた発表スライドは、先生方から高く評価されました。また、特に優秀なプレゼンテーションを行った学生は“優秀プレゼンター”として選定・表彰されました。 今後、いろいろな実験授業や自主テーマ実験の発表会、卒業研究発表会等、大学生活の中で多くの発表会を経験することにより、実社会に出ても十分通用するプレゼンテーションができるようになってくれることと期待しています。
夏休み期間中の7月24日(日)、7月31日(日)および8月20日(土)にオープンキャンパスが開催されました。 7月24日のオープンキャンパスでは鳴海研究室「低温環境下になると植物には何が起こるか?(新しい植物の低温保存に向けて)」、岡部研究室「「おいしさ」を粘性と弾性から科学する」、山村研究室「遺伝子組換えヒスタミンオキシダーゼによるアレルギー診断」の3研究室公開を行いました。 7月31日のオープンキャンパスでは、岩本研究室「植物の組織を培養してみよう」、和田研究室「家庭用洗剤の毒性を調べてみよう」、小澤研究室「食物からアレルゲンを抽出してみよう」の研究室体験を実施しました。 8月20日のオープンキャンパスでは、飯田先生「微生物を染色して観察してみよう」、野田先生「植物のミネラル成分を測定してみよう」の授業体験を実施しました。 また、バイオサイエンスセンターの公開を行いました。バイオサイエンスセンターの公開では、最先端の分析機器を紹介しました。普段見慣れない機械に対し、見学者は興味津々の様子でした。 次回のオープンキャンパスは、9月11日(日)に行われます。応用バイオ科学科ではテーマ型プログラム授業体験として「水の美味しさを見える化しよう」を実施します。また、バイオサイエンスセンターの公開も予定していますので、多くの参加者をお待ちしています。 (動画について: ファイル形式 mwv、推奨環境windows 8.1 Internet Exploer 11、再生時間 2:03、音声なし。学科全体、小池研研究および井上研研究を紹介しています)
6月24日から7月28日にかけて、応用バイオ科学科研究室対抗ソフトボール大会が開催されました。卒業研究、就職活動および講義などで忙しい中、ほとんどの学生が参加することができました。経験の有無に関係なく、そして女性にも楽しめるよう、バイオ科特別ルールを採用しました。 学生の少ない研究室は合同チームとし、3つのグループリーグに分け、各グループリーグの上位2チームが決勝トーナメントに進出しました。本年度は、市村研/田中研/和田研合同チームが優勝しました。準優勝は、小池研でした。和田研・佐藤君「楽しかったです。優勝できてよかったです」
6月12日(日)にオープンキャンパスが開催されました。今年度初めてのオープンキャンパスで、応用バイオ科学科には150名近い参加者がありました。今回の応用バイオ科学科の実習体験は、走査型電子顕微鏡(SEM)で植物の気孔の観察と光学顕微鏡で線虫の観察でした。SEMの操作は高校生にしてもらい、好きなところを自由に観察して気に入った場所を撮影しました。また、撮影した写真は記念に持ち帰っていただきました。多くの高校生は、SEMを操作・観察するのが初めてで、「おぉ~」、「面白い」、「きれいに見える」などと楽しそうに観察をしていました。また、光学顕微鏡で線虫が動く様子を見た高校生は、「かわいい」、「動いている~」、「わぉっ!」と興味深そうに見ていました。 次回のオープンキャンパスは7月24日(日)です。応用バイオ科学科では、鳴海研究室「低温環境下になると植物には何が起こるか?(新しい植物の低温保存に向けて)」、岡部研究室「「おいしさ」を粘性と弾性から科学する」、山村研究室「遺伝子組換えヒスタミンオキシダーゼによるアレルギー診断」の3研究室を公開します。また、「大学の授業、大学生活、部活動」など、「大学はどんなところ?」を在学生が教えてくれる「在学生との座談会」も予定していますので、多くの参加者をお待ちしています!! 研究室説明を聞く高校生たち(写真上)、SEMを操作する高校生ち(写真中央)、線虫を観察する高校生 (写真下)
本学科では,新入生歓迎と縦の交流を目的として,学部1~4年生・院生・教員が一堂に会する縦コンを毎年4月に開催しています。今年度は授業開始初日の4月8日(金)に開かれ,400名近くの学生が第一食堂に集まり親睦を深めました。縦コンの準備・企画は2年生に行っていただきました。本年度はジュースを賞品にじゃんけん大会が行われました。
新入生同士のコミュニケーションとこれから使用する施設の役割や位置を知ることを目的に、キャンパスツアーが行われました。今年は、4年生の堤杏子さん、菅原啓亮さんが中心に企画を組みました。目的の場所へ各グループで行ってスタンプをもらうラリー形式で、上位のグループには、メンバー全員にサイエンスのカードゲームやバクテリア培養キット、ポケット顕微鏡がプレゼントされました(当日は目録)。マニアックな理系学生の一因になれたかな?
4月6日(水)~7日(木)に146名の新入生を迎えてFCに出かけました。1日目は横浜キリンビアビレッジを訪れ、ビールの醸造工程をじっくり説明してもらいました。その後南九十九里のホテルへと移動し、全体ガイダンスと夕食ののちにクラス懇談会を行いました。ここでは自己紹介を行うことでクラスメンバー同士の親交を深めるとともに、FCに同行したバイオ科上級生のアシスタント学生達と履修登録科目の確認や相談をすることで縦の交流が図られました。2日目はあいにくの天候でしたが葛西臨海水族館の見学を行い大水槽のマグロや、ペンギンの姿を見ながらのんびりと、仲間だけでなく教職員とも交流を深めていました。
本年度から学科長を拝命した局俊明です。応用バイオ科学科の発展に、微力を尽くしたいと思います。よろしくお願いいたします。 応用バイオ科学科では、先生方が学生の皆さんの血となり肉となるような教育成果を目指して、オリジナルのカリキュラムやテキストを作成し全力で指導を行っています。このカリキュラムをきちんと履修して、知識、技術を身に着けて下さい。そうすれば社会で通用する実力が必ずつくでしょう。そして、社会に出てから、きっと“神奈川工科大応用バイオ科学科で学んで本当によかった”と大学生活を振り返ってくれるものと確信しています。
新学期ガイダンスの最初に、平成27年度成績優秀者として以下の学生に、表彰状と記念品が授与されました。 新4年生:吉田智彦さん、荒井麻耶さん、中村圭祐さん 新3年生:右田恵さん、仲田南美さん、山本洋介さん 新2年生:山田翔太さん、村越のどかさん、八代華澄さん また、上記の学生に新4年生の谷村幸奈さんを加えた皆さまに、昨年度新設された「菊地幹夫奨励賞」と副賞の図書カードが授与されました。
語学(英語または中国語)とバイオ実験を海外で体験できる半年および1ヶ月留学プログラムが,米国のサウスシアトルカレッジ(写真左)と台湾の明道大学(写真右)で行われました。台湾の1カ月留学には,唐澤拓也さん(E科)、阿部拓児さん(I科)、梅本笙さん(I科)、中井優奈さん、武田かな子さん、若松春希さんの6名が参加しました。シアトルの半年留学には、渡邉湧姫さん、菅原啓亮さんが、1ヶ月留学には、比屋根舞さん(L科)、島田希実さん(L科)、阿部信太郎さん、小山真以子さん、杉之間大貴さん、佐々木美穂さん、高須賀俊彰さん、矢野育さん、竹村美咲さん、瀧澤光太郎さんの10名が参加しました。例年以上の学生が海外研修に参加し、異文化理解の大切さを肌で感とり,帰国後の発表会においても自身の体験を熱く語っていました。 ブログはこちら。
平成27年12月20日に中級および上級バイオ技術者認定試験が本学会場で行われ、応用バイオ科学科の学生が数多く受験しました。中級試験では99名(合格率75.6%)、上級試験では64名(合格率75.3%)、合わせて163名が合格しました。また、上級試験において中村圭祐さん、吉田智彦さん、荒井麻耶さんの3名が、日本バイオ技術教育学会から優秀賞として賞状と記念品が授与されました。 日本バイオ技術教育学会 成績優秀者:上級
応用バイオ科学科のソフトボール大会に、局研究室と小澤研究室の合同チームとして参加しました。野球経験者が音頭を取って、グラウンドが予約できた時間帯に練習をこなし、実験・研究は夕方から夜遅くまでというハードスケジュールでしたが、練習のかいあって、決勝戦まで勝ち進み、決勝戦では同点、ジャンケン決着となりましたが、悪運強く、優勝することができました。その後の研究室の団結が強まったことは言うまでもありません。2015年度の報告