学科とコース

生命科学コース

生命科学コースはマクロな生態学からミクロな細胞の世界まで、様々なレベルでの生命現象が研究の対象です。発生や分化から進化、脳科学など生物の機能の解明に挑戦しながら、実社会への対応力を育てます。観察やフィールドワークも導入し、生きものが好きな人、好きになりたい人の興味を引き出します。


生命科学コースでは1,2年次で高校からのステップアップとなる理数系科目を基礎から学び、生命現象を理解するための核となる論理的思考力や発想力を身に付けます。3,4年次は有機化学や物理化学を中心とする生命化学領域と、神経科学や進化生物学などを中心とする生物科学領域のいずれかを興味や将来の目標に合わせて学びます。


カリキュラム



特色ある科目

フィールドワークをとおして生きものの理解を深める

生きものの仕組みや進化を深く理解するためには、生き物を丁寧に観察することが大切です。生命科学コースでは、フィールドワークによる植物の観察、ホヤの発生やプラナリアの再生実験などをとおして、生きものを観察するために必要な事柄を1つ1つ学修していきます。また、授業で学修した観察力を活用できるようにするために、学生自らが植物工場で野菜を育てる、メダカを卵から飼育する、生き物の定点観測を行ったりする実践プログラムも行っています。

データサイエンスも充実

 最近の生命科学研究では細胞や個体内ではたらく全ての遺伝子やタンパク質を分析する、網羅的な解析がポピュラーになってきており、そのためにはPCを用いて大量のデータを解析する必要があり、データサイエンスの知識が求められます。また、医薬系の企業でも研究開発においてデータサイエンスを活用しています。 生命科学コースでは、生物学・化学だけではなく初年次から情報と統計の学びを基盤として、3年次では最新の分析機器や顕微鏡などを使い、PCを駆使してデータを処理し、複雑な生命現象に迫る実験を行います。
 また、ITエンジニア育成のための中級IT国家資格取得を支援する講義を受けることもできます。